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妊婦健診初期の感染症の検査結果

当院では初診時、妊娠初期に受けている感染症検査の結果をお持ちいただくようお願いしています。

B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV、HTLV-1、GBS(B郡溶血性レンサ球菌)、クラミジアなど、

母子手帳の10ページの「検査の記録」にある項目です。

母子手帳にも記入欄があり、公費負担で行われているということは、

それだけ重要であるということです。

 

 

「母子感染を知っていますか?妊婦健診で感染症検査をうけることができます」

https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/be6b8f83-64e0-4c4c-8a82-554057670b10/03f5235b/20230401_policies_boshihoken_kansen_01.pdf

 

だいたいの方が問題ないので、結果が陽性でなければ改めて説明もなくサラッと流してしまいがちですが、

とてもとても大切なことです。

母体の状態を知る上でもちろん大事なのですが

何より赤ちゃんの健康を守るためにとても重要なことです。

ぜひ確認して知っておいて下さい。

 

母子手帳の「検査の記録」のページの下には小さく

「※検査結果を記載する場合は、妊婦に説明し同意を得ること。」と書かれています。

なので、妊婦健診を受けた医療機関で勝手(親切?)に記載してくれることはなくなりました。

適当なページに貼付してくれたり、専用のファイルをくれたりすることもあるようですが

整理が面倒でも、血液型の結果も含め、検査結果は捨てずに保管しておきましょう。

 

公費負担でこれだけの検査ができるのはこの機会しかないと思います。

全額自費だと、かなり高くなります。

 

 

 

妊婦健診で検査する感染症は、母乳や血液などの体液を介して感染するものです。

私自身を守るためでもありますが、私を介して他の方へ感染させてしまうこと、

 

それだけは絶対にあってはなりません。

それを防ぐためには、医療機関できちんと検査をした結果を

確認させていただくしかないのです。

ご理解とご協力をどうかお願いいたします。