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断乳時おっぱいに絵を描くことについて

断乳する時におっぱいに絵を描く、という話を聞いたことがありますでしょうか。

 

最後の授乳が終わったら、おっぱいに絵を描いて、

子どもがおっぱいを欲しがって来たら、絵が描かれたおっぱいを見せて納得させるというものです。

最近ではすっかり聞かなくなりましたが、一応お伝えしておこうと思います。

 

断乳の際に、おっぱいに絵を描くことは昔から行われてきたようですが、

意味合いとしては、おっぱいが違うものになってしまったと認識してあきらめるとか、

断乳という厳しい儀式にユーモアを与えるとか、いろいろ言われています。

どんな絵を描くのかというと、

桶谷式的には「へのへのもへじ」を書いて、乳頭と乳輪を塗りつぶす、です。

決して子供がこわがるような絵ではなく、好きなキャラクターでもなく、

笑ってもいないし怒ってもいない、

普通の顔の「へのへのもへじ」がよろしいということになっています。

 

ポイントは、乳輪・乳頭を塗りつぶすこと。

これで一気に子供の飲む気が吹っ飛ぶのでしょうか。

口に入れるところが変わるのですから、驚くのでしょうね。

 

胸に絵を描くことに抵抗を感じる方もいますので、こちらから勧めることもしませんし、

ご質問を受けた際には無理に描かなくても良いとお伝えしています。

 

絵を描く場合、子どもが見に来るようなら何度でも見せます。

口を近づけてきて飲もうとしたら速やかに服を下ろして、終わったよねと再度説明してあげましょう。

絵を見た子供の反応も様々で、イヤイヤ、違う!と驚いたり泣いたり、きょとんとしたり、笑ったり

けっこう予想つきません。

子どもが絵を見てショックを受けて可愛そうだとか、トラウマになるとか、

そんなご意見もありますが、

断乳した時にお母さんの乳房に描かれた絵を見て、

トラウマを抱えたり、辛い記憶になったという人に、

 

私自身は出会ったことありません。

 

 

ひたすら言い聞かせや抱っこや気をそらすことで対処できるのであれば

それで良いと思います。最近はこの方が断然多いです。

言葉や行動で説得して断乳を乗り切る自信が無いとか、難しいと判断したら、

おっぱいに絵を描くことは、結構助けになると思います。

描いて、見せればいいだけですから。

2才も過ぎて、言葉でコミュニケーションがとれて(ママの言うことはわかっている)、

おっぱいに絵なんか描いて何してんの?という年齢でしたら、

しっかり言葉で説明して、理解と協力を求めてもよろしいかと思います。

特に女の子は言葉が早いので、2才過ぎてしっかりさんでしたら、

きちんと話し合いをして、説得なり交渉していった方が早いかもしれません。

 

他に、絆創膏を乳首に貼ることも結構な効果がありますが、

搾乳したり、母乳もまだ出るでしょうし、皮膚呼吸も妨げられますので、

あまりおすすめできません。

ただ、効果は絶大です。ここでもやはりポイントは乳首なんですよね~

 

ちなみに、私が断乳したのは2歳頃で、かなりのおっぱいっ子だったそうです。

母はおっぱい(たぶん乳首)に絆創膏を貼って「おっぱい痛い、おっぱい痛い」と私に訴え、

それを見た私は「痛い、痛い」と大泣きしながら飲むことをやめたそうです。

もちろんまったく記憶にありません。