断乳当日、その日朝いちのおっぱいが最後になります。
これが最後だよと、お互いに思い残すことのないよう授乳して下さい。
朝いちのタイミングがはっきりしない場合は、
1日の中で、ママも子どももはっきりしている時で一番早い時間、できれば日中陽のあるうち、と思って下さい。
夜寝る前1回しか飲んでないという場合は、断乳する日の寝る前の授乳が最後になるでしょうか。
子どもが欲しがって来たら、
おっぱいバイバイしたよねと説明して、なんとかして飲ませません。
言い聞かせても無理、ひどく手こずったり、抵抗するようなら、
おっぱいに絵を描いたり、乳首に絆創膏を貼ったりもありですが、
この点については別タイトルで。
抱っこや食べたり飲んだりして落ち着くようなら、どんどんやりましょう。
ママの抱っこを拒否するようなら他の人に世話を頼んだり、
ドライブに出る方、ビデオを見せる方もいます。
愛情を持って、あの手この手、やってみてください。
ママの方は、飲んでもらえない分、張ったおっぱいを搾ることになります。
断乳時の月齢やどれだけ飲んでいたか、母乳の量、体質などにより張りの程度は違います。
体質は別として、月齢が早い、がっつり頻回に飲んでいた、良く出る方、であれば張りやすいですし、
その逆なら張りにくい条件になります。
一概にこれくらい搾って下さいとは言えないのですが、ひとつ言えることは、よく巷で言われる
2日間絶対に搾らずに我慢する、搾ると余計に張ってしまう、どうしてもという時はおちょこ2杯くらい圧抜き程度、
なんていうことはないです。
決して我慢大会ではないので、そんな厳しく辛いことにはなりません。
適度に搾っていただいて全くかまいません。
子どもに飲まれなくなったら、ちゃんと終わっていくので、我慢せずに搾乳して下さい。大丈夫です。
とは言え、止めるためには、ある程度張らせないといけません。
目安をひとつ挙げるならば、「自分の手に負える段階」で手を打つ(搾乳する)でしょうか。
うわ~けっこう張ったぞ、これ以上放置したら痛くて危険だぞ~と思ったら、迷わず搾って下さい。
3~4時間毎に定期的に搾乳する、というようなことがなければ、
搾ると止まらないのでは、という心配は全くありません。
搾る量は、圧抜き程度と決めずに、
楽になるくらい、数時間は大丈夫なくらい、夜寝られるくらい、はしっかり搾っちゃって大丈夫です。
ためてためて頑張って、ようやく搾るのですから、ちょこちょこなんて刺激程度に搾らずに、
ホッと楽になるくらいは搾っちゃいましょう。
できればお風呂で搾るのは避けていただいた方がいいです。
やりやすいのはよくわかるのですが、
温まっているし、夜だし、出過ぎちゃったり、出し過ぎてしまう可能性が高いので、
十分注意して下さい。
母乳の分泌量にもよりますが、
単純にたまって張ったくらいなら、意外と痛くないようです。
それほど張っていなくても、つまって固くなった方が断然痛いようです。
なので、つまりにくくするためにも断乳前に診せていただくことをお願いしている次第です。
つまりやすいと判断したら、事前に注意するようお伝えすることもできます。
自分で搾乳して、つまりだけ取れれば、痛くなく過ごせるということかもしれませんが、実際は難しいようです。
張りが大きく硬くて、熱感を持って、痛みが強いようならば、
その部分をがっつり冷やして(凍傷にならない程度に)様子を見て下さい。