働くママの母乳育児、具体的な話をしましょう。
人にもよりますが、
5~6か月過ぎていれば、日中(勤務中)だいたい1,2回搾るくらいで、
人によっては、搾らずにいけたりもします。
3回食になっていて、10か月以上であれば、
日中搾乳せずに、子供といる時に授乳するだけでいけると思います。
ただ、しつこいようですが、
大変個人差がありますので、無理に自分を当てはめないで下さいね。
よく飲んでいるお子様やよく出る方の場合、調整が難しいこともあるので、
心配や不安やお困りなことがあれば、
ぜひ、ご相談いただいた方が平和に過ごせるかと思います。
搾乳についてです。
月齢が早め(5~7か月くらいまで)の方は
初めのうちは、催す感じ、出したい、来た来たって感じになったら、
ささっと出しておく。
例えが下品で大変申し訳ないのですが、
催して、トイレに行って、出して、すっきりみたいな感覚です。
だんだんその感覚が無くなってきたら、
少し重いかな、くらいは我慢してみる。
だいたい、2~3週間、
1か月もあれば、慣れることがほとんどです。
昼休みに搾ることが多いと思うのですが、
お昼ご飯を食べて消化されると、その後におっぱいが張ってくるんですよね。
可能ならば、そのタイミングで搾った方が効率良いし、楽になると思います。
12時に食べたとしたら、13~14時くらいでしょうか。
お昼ご飯の後に張りを感じたら、搾っておいた方が良いし、
夕方まで割と楽になるようです。
こんなことを慣らし保育中に少しずつやってみて
搾乳するタイミングの感覚をつかんでみて下さい。
また仕事が始まっても、同じタイミングで搾乳できるかどうか、
時間はあるか、場所は確保されているか、
そうしたことも考え、職場の方とも相談されてみて下さい。
日中搾乳した方が、夕方に張り返しがきたりする場合があります。
そうなってきたら、思い切って搾乳をやめてもいいでしょう。
初めはちょっと胸が苦しくなるかもしれませんが、
それを越えると、夕方帰宅するまで何とか保てるおっぱいに変化してくれます。
残業で遅くなる場合には、搾っておいた方が無難です。
母乳はホルモンの影響が大きく、
仕事モードの時は母乳分泌のホルモンが抑えられ、むだに張らなくなり、
我が子に会って触れたり声を聞くとホルモン状態が変わって、ワーッと母乳が分泌してきます。
命をできるだけ健康につないでいくために、巧みにできているのですね。
搾乳する量は、すっきりするまでとか、空になるまでとか
そこまで頑張らなくても大丈夫です。
催した分出せれば、まず問題ないです。
あとは、搾るための時間と環境、うまく搾乳できるかどうかの問題です。
できれば手で搾れた方がいいです。
手でうまく搾れなければ搾乳器でもかまいませんが、
搾乳器は、搾りすぎたり、刺激が過多になって張り返ししやすくなったり、
洗ったり、保管が面倒だったりします。
自分の手ならば、いつでもどこでも、都合良いように搾れるし、
手さえ洗えば清潔キレイ、準備も道具もいりません。
やり慣れてなければ、練習しておくことをおすすめします。
ため息出るような話になりますが、夜間の授乳は必須になります。
日中授乳間隔があくのと、夜間にあくのでは、影響が全然違います。
夜の方が母乳に関わるホルモンが出るし、
休息していることで血行も良くなり、
横になっているので立って動いているより奥の方に圧迫しやすくなり、
いろいろトラブルの元になります。
もちろん月齢が進んでいけば、夜通し寝ておっぱいを飲まなくても
トラブル起こさなくなる日も来ますが
朝起きて、乳房が重く感じる、すっきりしていないようなら
夜間授乳は続けた方が無難かと思います。
この辺りのことは大変個人差があるので、「ん?なんかいつもと胸の感じが違う」と思ったら
早めにご相談下さいませ。
土日の休みには思い切りおっぱい三昧で、
月曜はまた張ってきちゃった、なんてことがあります。
それが気になる方は、土日も平日と同じペースにしてもいいでしょう。