残念ながら、私の手は期待されているような神の手ではありません。ですので、おっぱいトラブルをすぐに解決できると望まれていたら、がっかりされるかもしれません。時間をかけて改善されることもあります。時には悪化したかのような症状を繰り返したり、月齢に伴う変化を待ったり、思うような経過にならずに気落ちされる場合もあるかもしれません。
また医師ではないので薬は出せません(もちろん必要時には病院の受診をすすめます)。
しかしながら人間には、生来持っている自然治癒力(問題解決能力)があります。その力を信じ、生かしていただけるように、できる限りのお手伝いをしています。
手技はもちろんですが、カウンセリングを交えながら、お母さまとそのご家族と共に、健やかな母乳育児を続けられるよう、微力ながらご支援させていただければと願っています。
母乳育児にかかわる問題や相談に応じることはもちろんなのですが、本来目指すのは、より良好な状態の母乳を赤ちゃんに与えることによって、お母さんも赤ちゃんも健やかに母乳育児が続けられること。
母乳は赤ちゃんの心身の栄養となる大切なものです。
おっぱいトラブルを解決してたくさん美味しい母乳を飲んでもらえるようにすることはもちろんですが、良いおっぱいのコンディションを保つこと、ママの心身の健康状態を保つことで、より良い母乳を作り出し、赤ちゃんが健やかに成長してくれることが一番の願いです。
そこで重要かつお勧めしたいのが母乳のメンテナンスです。
赤ちゃんには発達の節目に定期健診があり、元気に問題なく育っているか確認し、問題があれば早期に発見して対応できるようになっています。母乳も同様に、特に気になる乳房トラブルがなくても、おっぱいが元気で問題ないか、健やかに変化して、赤ちゃんの発達に対応しているか、定期健診をされることをおすすめします。
健康で元気なおっぱいは、赤ちゃんを笑顔に、健やかにしてくれるはずです。
赤ちゃんの発達に合わせて母乳や授乳の様子も変化していきます。自分の母乳育児は健やかに成長に対応しているか、定期的に、または成長の節目だけでも母乳健診をしてみてください。
事が起こってからでは、治るまでに時間もお金もかかってしまいます。気になる症状や不快な感じがあれば放っておかずに、ひどくなる前にご相談下さい。
両親の日頃の健康行動はお子さまに反映されていきます。
ママ・パパが正しく健康に過ごす行動をみて、子供は学び、自ずと健康に気づかえることができるようになると思うのです。
「まんま」は「ごはん」
母乳は赤ちゃんにとって唯一無二の大事な「ごはん」です。
「mamma」は「乳房」
ママの大事な身体の一部です。
そして赤ちゃんもママも「そのまんまでいいんだよ、そのまんまが素敵だよ」というメッセージを込めました。
「るーむ」は「教室」。「学び舎」です。
母乳育児を通して、新しい生命のこと、その生命をピッカピカに育むこと、
みなさんと一緒に、楽しく学び合いたいな、と願っています。
赤ちゃんの輝くパワーで、お互いに◎まんまる~い◎笑顔(^0^) になれるよう、
心を込めて寄り添わせていただいています。
1994年 天使女子短期大学 衛生看護学科卒
1995年 日本赤十字武蔵野女子短期大学 助産専攻科卒
2000年 バースエデュケーター養成コース
2001年 桶谷式乳房管理法研修センター卒
2002~05年 桶谷式乳房管理法研修センター・オケタニ母乳育児相談室東京勤務
2008年 府中市武蔵台で「うち助産院 まんまるーむ」を開業
2011年 IBCLC(国際ラクテーション・コンサルタント)取得(2016,2021年再認定)
2015年 現在地(府中市本町)に移転
チビでぽっちゃり、ポンコツおばさんが、ゆるゆるとやっております。
桶谷式を学び、認定を受け(退会したので認定証は返却)、IBCLC(国際認定ラクテーションコンサルタント)でもあり、なぜか防災士でもあります。手技と知識を得て、微力ながらお役に立てればと、勤しんでいます。